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Human Security Unit, the United Nations;photograph by /Evan Schneider

TICAD IVに向けたアドボカシー・キャンペーン

 UNDP東京事務所は、2009年5月に開催された第四回アフリカ開発会議(TICAD IV)の前後を通じ、共催者のひとつとして様々なパートナーと協力しながら、アフリカの開発課題とミレニアム開発目標(MDGs)、そしてTICADプロセスに関する啓蒙・啓発(アドボカシー)活動を展開してきました。

 アドボカシー活動は、ポリシー・アドボカシー(政策提言)と、パブリック・アドボカシー(広報・啓発)に分けられます。ポリシー・アドボカシーの分野では、UNDPが提唱する人間開発(Human Development)の理念に基づき、市民社会組織(CSOs)や民間企業などと連携して、アフリカ諸国がMDGsを達成するために必要とされる取り組みや支援について、シンポジウムや有識者会合を通じて活発な議論の場を提供しました。また、UNDP本部や常駐事務所からも専門家や実務者が来日し、さまざまな開発課題についてUNDPが持つ知見と経験の共有に努めました。

 パブリック・アドボカシー(広報・啓発)の領域では、紺野美沙子UNDP親善大使をはじめ、元サッカー日本代表の中田英寿さんやミュージシャンのMISIAさんらの協力も得て、アフリカの現状とMDGs達成に向けた課題とUNDPによる取組みを、日本の皆様に広く紹介・発信しました。

 今後は、TICAD IVを契機としたアフリカの開発課題への関心の高まりを持続させ、次の契機へと引き継いで行くことが求められますが、それには多様な活動主体の関与が不可欠です。UNDP東京事務所はこれからも共催者としてTICADプロセスを支援しつつ、市民社会団体(CSOs)によるアフリカ開発とMDGs達成に向けたアドボカシー活動をサポートしてゆきます。

参考情報
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