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イベント:
国連公開フォーラム
国際女性の日2008「女性と女児に投資するということ」

日時:2008年3月10日(月) 14:00-17:20
主催:国連大学(UNU)
共催:国連食糧農業機関(FAO)、国際労働機関(ILO)、国際通貨基金(IMF)、国連人道問題調整事務所(UNOCHA)、国連開発計画(UNDP)、国連環境計画(UNEP)、国連人口基金(UNFPA)、国連人間居住計画(UNHABITAT)、国連難民高等弁務官事務所(UNCHR)、国連広報センター(UNIC)、国連児童基金(UNICEF)、国連工業開発機関(UNIDO)、国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)、国連ボランティア計画(UNV)、国連世界食糧計画(WFP)、世界銀行

概要:

 毎年3月8日は国際女性の日とされ、国連女性の地位委員会(Commission on the Status of Women)が開催されているニューヨーク国連本部をはじめ、世界中で記念行事がおこなわれます。2008年は、世界共通のテーマとして”Investing in Women and Girls”が掲げられ、日本でも17の国連機関(世界銀行グループを含む)が公開フォーラムを共同開催しました。「女性と女児に投資するということ」と題されたフォーラムでは、持続可能な経済成長と草の根レベルでの文化や政治の活性化に不可欠な女性や女児への投資について、内外から招かれた専門家を中心に活発な討議が行われました。

 基調講演に続くパネルディスカッションでは、UNDP東京事務所から大崎麻子アドボカシー・スペシャリストがパネリストとして登壇し、「Investing in Women and Girls: UNDP/日本WID基金の経験から」と題し、日本政府の拠出を受けてUNDPが12年にわたり運営しているUNDP/日本WID基金による取り組みを紹介し、持続的な経済成長やMDGsの達成における女性や女児への支援の重要性を言及しました。
 1995年、第4回世界女性会議の成果「北京行動綱領」の具体的フォローアップとして、UNDP・日本WID基金は設立されました。これまでに世界60カ国で78件のプロジェクトに資金を提供してきました(2008年3月現在)。1998年から2004年まで6年にわたり同基金のマネージャーを務めた大崎氏は、同基金によるアフリカの女性への支援例として、1)北部ガーナにおけるシアバター産業支援、2)リベリアの復興支援における小規模融資の提供、3)マクロ経済政策におけるジェンダー主流化を目的とした参加型予算立案のための研修およびマニュアル作成、4)西アフリカ諸国における女性の労働時間削減を目指したマルチ・ファンクショナル・プラットフォーム(多機能発動機)の導入、といったプロジェクトを紹介し、MDGs達成のためには、女性・女児への重点的な支援及び開発資金の投入が必要であることを強調しました。

参考資料: