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国連が世界中の人々に将来のグローバルな開発アジェンダ策定へ参加を促す

2013年3月12日


【2013年3月12日、ニューヨーク】国連とそのパートナー機関は、より良い世界に向けた国連による斬新でグローバルな調査である、『MY World』への投票を通じて将来の開発アジェンダ策定プロセスに参加するよう、世界中の人々に呼び掛けました。

国連とそのパートナー機関によって今週発表されたMY Worldは、世界のリーダーたちに対して、一般の人々が新しい開発フレームワークにおいて何を優先すべきかを意見できる貴重な機会となります。

藩基文(バン・ギムン)国連事務総長はMY Worldのためにつくられたビデオ・メッセージの中で「投票に参加し、皆様やご家族の中で最も問題となっていることを聞かせてください。変化を起こしましょう。変化が必要なものに投票してください」と呼びかけています。

国連は、多くの人々の生活を改善したミレニアム開発目標(MDGs)が生み出した機運を継続しています。一方、MDGsの達成期限である2015年以降にも人々や地球が直面する持続的な課題に取り組むため、政府、市民社会グループ、研究者、民間セクターとともに、今後優先すべきグローバルな開発アジェンダについて協議をしています。

MY Worldは、次の開発アジェンダの枠組み形成において、一般市民が参加できるいくつかの取り組みの一つです。国連とそのパートナー機関は包括的でオープンな開発プロセスを促進する取り組みとして、世界各国で約100の国別・テーマ別協議会を開催しています。オンライン・プラットフォーム「私たちが望む未来2015」へ一般からのアイディアや展望の投稿も続いています。

人道活動家ミア・ファロー、UNDPの親善大使でブラジルの女子サッカー選手マルタ・ビエイラ・ダ・シルバ、マラソン・チャンピオンのポール・テルガト、インドの俳優兼プロデューサーのアーミル・カーンといった方々が、MY Worldの投票を呼び掛ける著名人大使になっています。



世界の指導者にグローバルな声を届ける
MY World の投票はオンライン上で、また国によっては携帯電話や紙で行えます。未来の開発アジェンダに関するグローバルな対話からの集計は、国連事務総長と世界のリーダーたちに届けられます。ポスト2015開発アジェンダに関するハイレベル・パネルや各国代表が出席する2013年の国連総会、持続可能な開発目標に関するオープン・ワーキング・グループ、その他のプロセスにおいても共有されます。

人々はこれまで何に対して投票したのか
公開初期の段階で、すでに189か国の何千人もが、自分たちの生活に最も変化をもたらすと考える問題に投票をしています。すべての国やグループで、人々が自分たちの生活改善に最重要と考えるのは教育という暫定的な結果が出ています。また、誠実で対応能力のある政府、保健、水、公衆衛生、食糧の安定確保も、優先すべき項目と考えられています。後発開発途上国(LDCs)では、より良い就労機会が人々の生活にとって重要な優先事項と位置付けられています。

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背景
MY Worldは、国連開発計画(UNDP)、国連ミレニアム・キャンペーン、 the Overseas Development Institute (ODI)、the World Wide Web FoundationとIPSOS MORIが協力して、共同で開発しました。詳細は、こちらをご覧ください。オンライン・プラットフォーム「私たちが望む未来」は、こちらからご覧いただけます。

国連事務総長のMY Worldメッセージのダウンロードやその他の広報資料はこちらをご覧ください。