国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所のウェブサイトは2013年9月に移転しました。

新ウェブサイトはこちらからご覧いただけます。


UNDP主催の開発ストーリー・コンテスト、優秀作品を発表 −ブラジル、バングラデシュ、中国等のストーリーが選ばれる

2013年1月28日

UNDPが発刊した『The Development Advocate』第2号

UNDPが発刊した『The Development Advocate』第2号


優秀作品執筆者の表彰式の模様

優秀作品執筆者の表彰式の模様


【2013年1月28日】
国連開発計画(UNDP)が開発を通して変革成果を紹介する持続的な取り組みの一環として昨年から実施している、ストーリー・コンテストが開かれ、UNDPのプロジェクトを通じてクリーンで経済的で環境に優しい料理用コンロを使用しているブラジル中西部に暮らす先住民家族のストーリーが、今年の優秀作品12点の中の最優秀となりました。このコンテストは、昨年から始まったもので、2回目となる今回は66のUNDP国事務所から120以上のストーリーが寄せられました。

各国の審査員によって選ばれた入賞作品の数々は、UNDPが世界中で人々を力づけ、国々をたくましくするために行っている活動の成果を紹介しています。

ストーリー・コンテスト選考会の審査員には、国際開発や政治を専門とするジャーナリスト、カナダ、オーストラリア政府の国連代表部職員など12人で構成されました。日本からも日本放送協会(NHK)解説委員の道傳愛子氏が参加してくださいました。

今年の入賞作品は、新聞形式にまとめた「The Development Advocate」第2号として、UNDPから発行されました。

UNDPのヘレン・クラーク総裁は、その冒頭で「昨年発刊した『The Development Advocate』第1号と同様、今回選ばれたストーリーも、UNDPの重点活動分野(貧困削減、民主的ガバナンス、危機予防と復興、環境と持続可能な開発)をハイライトしています。これらストーリーは、私たちUNDPの活動の中心には常に人々がいることを再認識させてくれます」とコメントを寄せました。

優秀作品2位に選ばれたバングラデシュのストーリーは、UNDPと英国のパートナーシップで、全土で実施された貧困削減プログラムの成功を紹介しています。第3位の中国のストーリーは、3省で実施したりんご農家10万人を対象にしたUNDPの環境プログラムによって、農薬使用を段階的に廃止し、国際市場において新しいオーガニック農産物をより高値で販売できるように支援しているものを紹介しています。

The Development Advocateはこちらからご覧いただけます。