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UNDPのパキスタンでの活動を紹介する写真展開催報告

2012年9月1日

加藤さん(右から2番目)とUNDPの弓削代表(同3番目)と田中所長(同4番目)ら

加藤さん(右から2番目)とUNDPの弓削代表(同3番目)と田中所長(同4番目)ら


米国・ワシントン在住のフォトグラファーSatomi Kato(加藤里美)さんによる、国連開発計画(UNDP)のパキスタンでの活動を撮影した写真展「希望への道のり〜日本とUNDPのパキスタン大洪水復興支援〜」(UNDP駐日代表事務所後援)が8月4日から31日まで、東京都千代田区の日本外国特派員協会で開催されました。8月6日に開催されたオープニングセレモニーにはUNDPの弓削昭子駐日代表・総裁特別顧問と田中敏裕パキスタン事務所長が出席し、スピーチを行いました。

写真展では2010年のパキスタン大洪水以後、UNDPが日本から資金拠出を受けて実施した生活復興支援などの現状を撮影した写真の中から23枚が展示されました。パキスタン大洪水被災者が、国内や国際社会の善意に勇気づけられ、瓦礫の中から立ち上がり、厳しい現実を明るい未来にかえようという「希望」を取り戻していく姿が映し出されています。

2010年のパキスタン大洪水は近年史上最悪といわれ、パキスタン国土の5分の1が水没し、1800万人以上に被害を及ぼしました。2011年にも同シンド州を中心に集中豪雨に見舞われて大洪水が発生し、540万人に被害がでています。UNDPはこの事態への緊急対応として、基本的な地域インフラ、家屋、水道施設の修復および雇用機会の創出など、被災者の生活再建を目的とした早期復興支援活動をしてきました。また、防災、早期警報システム、避難訓練など災害に強いコミュニティづくりにも力を入れています。

加藤さんは「日本も東日本大震災を受けて大変な中、同じく大変な思いをしている途上国の被災国への支援を続けています。パキスタン大洪水被災者に対して、日本の支援で、UNDP が具体的にどのように復興支援をして、パキスタン人がどのように希望をもって、しかもたくましく生きているかという姿を日本の皆様にも見て頂く為に写真展を開催しました」と話しています。