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シグリット・カーグUNDP対外関係・アドボカシー局長、テゲグネワーク・ゲトゥーUNDPアフリカ局長他の来日報告

日時:2012年2月28日-3月2日

UNDPのシグリット・カーグ対外関係・アドボカシー局長とテゲグネワーク・ゲトゥー アフリカ局長は、日本との更なる連携強化に向けた一連の協議のため、3月2日(金)まで東京を訪問しました。カーグ局長の訪日(2月28日〜3月2日)は昨年10月に続き3回目、ゲトゥー局長はUNDPアフリカ局長として初来日(2月27日〜3月2日)となりました。両局長の来日概要は以下の通りです。

シグリット・カーグ対外関係・アドボカシー局長の来日概要

加藤外務大臣政務官(右)とカーグ局長
©UNDP

1.加藤外務大臣政務官への表敬訪問
2月29日(水)に外務省で行われた会談では、加藤敏幸外務大臣政務官より、アフガン支援、ポストMDGs、TICADなど日本政府がイニシアティブを発揮する様々な取組みにおいて両者の連携が進んでいることにつき、満足の意が示されました。特に、防災分野では、7月に日本政府が開催を予定している「大規模自然災害に関するハイレベル国際会議」を通じた更なる連携強化への期待が伝えられました。カーグ局長は、日本の期待に応えるべく努力を惜しまない意向を伝えると共に、UNDPを通じたイエメンの選挙支援プロジェクトに対する支援等、日本政府の迅速かつ的確な支援に深い感謝の意を表明しました。

福山参議院外交防衛委員長(右)とカーグ局長
©UNDP

2.福山参議院外交防衛委員長への表敬訪問
福山哲郎参議院外交防衛委員長とカーグ局長の意見交換は昨年10月に続き今回が2回目であり、同委員長からは、日本政府が昨年6月に開催したMDGsフォローアップ会合の成功に対するUNDPの貢献やアフガニスタン等における日本政府拠出プロジェクトの実施への協力が評価されました。カーグ局長は、本年6月に開催される「国連持続可能な開発国際会議(リオ+20)」に向けた国際的な議論やポストMDGs策定プロセスにおけるUNDPの取組み、日本がホストする7月の大規模自然災害国際会議へのUNDPの協力について説明するとともに、日本政府拠出プロジェクトの成果を効果的に発信していく意向を伝えました。

藤井参議院政府開発援助等に関する
特別委員長(右)とカーグ局長
©UNDP

3.藤井参議院政府開発援助等に関する特別委員長への表敬訪問
カーグ局長は、参議院政府開発援助等に関する特別委員会の藤井基之委員長を訪問し、意見交換を行いました、同委員長より、UNDPがアフガニスタン、パキスタンや中東諸国で実施中の活動に対する評価とともに、2013年6月に横浜での開催が予定されているTICAD Vに向け連携を強化したい意向が伝えられました。またODA予算については、厳しい予算状況に触れつつも、最大限努力したい考えが示されました。カーグ局長は、日本の国際協力に対する力強いコミットメントを評価し、日本のODAによるUNDPを通じた途上国への支援に深い謝意を表明しました。

平岡民主党総務委員長(中央)、
大野副局長(右)とカーグ局長
©UNDP

4.平岡民主党総務委員長への表敬訪問
カーグ局長は民主党の平岡総務委員長を訪問し、委員長ならびに同席した大野元裕民主党国際局副局長との意見交換を行いました。平岡委員長からは、日本のODA実施にUNDPが果たしてきた役割への評価が示されました。これに対しカーグ局長は、日本が東日本大震災後の困難な状況にあってもODAを継続していることに謝意を表明し、持続可能な開発やTICADプロセスを通じたアフリカ開発、途上国の民間セクター支援等、日本が高い関心を寄せ、UNDPが知見を有する分野において、更なる連携強化に努めたい考えを示しました。また、大野副局長からは、ODAの継続を支持する観点から、日本政府拠出プロジェクトの着実な実施につき要請があり、カーグ局長もこれに同意しました。

JICAとUNDPの定期協議
©JICA

5.国際協力機構(JICA)との定期協議への出席
3月1日(木)には、JICAとUNDPの定期協議が開催されました。本協議では、2009年に締結した業務連携強化の覚書の進捗状況を評価するとともに、昨年10月に開催された日・UNDP戦略政策対話で合意した方針に基づく今後の連携の具体策について議論されました。午前中の全体会合の後、午後は双方の関係部局によりグローバル・パートナーシップ、アフリカ支援、中東・北アフリカ支援という3分野の個別協議が行われました。カーグ局長はグローバル・パートナーシップに関する個別協議に参加し、昨年11月に出席した第4回援助効果向上に関するハイレベル・フォーラム(HLF4)の結果も踏まえ、南南協力、MDGs達成促進、開発のための民間セクター等の諸分野における協調の進め方につき、意見を交換しました。

6.外務省(国際協力局長、地球規模課題審議官)との協議
外務省では、越川和彦国際協力局長および平松賢司地球規模課題審議官との間で個別に協議の機会を持ちました。カーグ局長からは、日本のODAによるUNDPを通じた途上国支援への謝意とともに、昨年10月の戦略政策対話の成果に基づき、両者の連携を今後さらに深化させたいという意向が伝えられました。特に、HLF4のフォローアップ、またポストMDGsやリオ+20、大規模自然災害国際会議、TICAD V等、今年から来年にかけて開催が予定されている一連の国際会議における協力関係が確認されるとともに、これらの会議の成功に向けた協調につき、意見交換が行われました。

テゲグネワーク・ゲトゥー アフリカ局長の来日概要

1.TICAD共催者運営委員会およびTICADプロセス・モニタリング合同委員会への出席と加藤外務大臣政務官へのTICAD共催者合同表敬
2月28日(火)、TICAD共催者運営委員会が開催され、ゲトゥー局長がUNDP代表として出席しました。同運営委員会では、今年5月にモロッコ(マラケシュ)において開催される第4回TICAD閣僚級フォローアップ会合の議題に関する意見交換と共に、2013年6月1日〜3日に横浜で開催予定のTICAD Vに向けた協議が行われました。

同日午後のTICADプロセス・モニタリング合同委員会では、TICAD共催機関代表、在京アフリカ外交団に加え、国連諸機関や市民社会を含むTICAD関係者が一堂に会しました。同会合では、日本政府の提唱する「アフリカ・グリーン成長戦略」の概要が紹介され、活発な意見交換が行われた他、第4回TICAD閣僚級フォローアップ会合で発表予定の「TICAD IV年次進捗報告書2011年(ダイジェスト版)」の取り纏め状況およびTICAD Vに向けた準備状況について議論されました。

また、翌29日(水)夕刻には、TICAD共催機関の代表者による加藤敏幸外務大臣政務官への合同表敬が行われました。加藤政務官からは日本にとってのTICADプロセスの重要性が述べられるとともに、TICADプロセスおよびTICAD Vの成功に向けて引き続き緊密な連携が要請されました。TICAD共催機関からは、アフリカ開発に対する日本の力強いコミットメントを高く評価すると共に、TICAD Vの成功に向け協力を惜しまない考えが改めて表明されました。

JICAとUNDPの定期協議
©UNDP

2.国際協力機構(JICA)との定期協議への出席
ゲトゥー局長はまた、JICAとの協議に参加し、全体会合に続き、TICADを通じたアフリカ開発を議題とする個別協議に臨みました。同協議では、アフリカ開発およびTICADプロセスの促進に向け、JICAとUNDPの連携を一層強化するための行動計画が合意され、これに基づき、平和構築、民間セクター開発、MAF(MDG加速フレームワーク)など広範囲にわたる連携やTICAD Vに向けた広報について、具体的な協議が行われました。

TICAD市民社会シンポジウムで発言する
ゲトゥー局長
©UNDP

3.TICAD市民社会シンポジウムへの出演
2月29日(水)夕刻には、動く→動かす(GCAP-Japan)主催によるシンポジウム「動け、動かせ TICAD V! 〜アフリカ、日本、そして地球の未来に向けて〜」が開催されました。ゲトゥー局長は第1部「TICAD V 主催機関に聞く」にパネリストとして出演し、TICAD Vで焦点となることが予想されるアフリカの開発課題について意見を述べました。