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ニュースルーム −プレスリリース−

2011年02月03日

UNDPのサッカー・チャリティー親善試合「貧困との闘い」でハイチ、パキスタンのために50万ドル以上の収益をあげる

【アテネ/ジュネーブ, 2011年2月3日】
国連開発計画(UNDP)とアテネ・オリンピアコスFCは昨年12月、サッカー・チャリティー親善試合「貧困との闘い(Match Against Poverty)」を主催したが、両者は本日、現在進められているハイチとパキスタンの復興努力、ギリシャ国内の困難に直面するコミュニティを支援するための同試合の収益が54万ドルに達したと発表した。

今回の発表は、昨年12月14日の試合のチケット販売、放送権、スポンサー契約、試合終了後の寄付を含む総収益から経費を差し引いた後、監査手続きの終了を受けて行われたものである。2対2で引き分けたこの試合を見るために、3万3000人以上のファンが、ギリシャのピレウスにあるカライカキス・スタジアムを埋めた。

UNDPのヘレン・クラーク総裁は「ハイチとパキスタンの人々に寄せられた皆様の絶大な支持を大変うれしく思います。UNDP主催のチャリティー親善試合『第8回貧困との闘い』が、想像を絶する災害に見舞われた国々の復興への一般の人々の参加機会を提供していることを誇りに思います。このようなパートナーシップは、貧困と孤立との闘いに役立ちます」と話した。

総収益の70%はハイチとパキスタンに寄付される。残り30%は、ピレウスで特別介護が必要な子どもの両親やホームレス、困難な状況にあるコミュニティ支援をする海軍の組合「Argo」に寄付される。

オリンピアコスFCのオーナー、エヴァゲロス・マリナキスは「ギリシャの観客は、この試合で実際のプレーヤーになった。ギリシャの経済危機状態にもかかわらず、観客は貧しい人々のために団結してスタジアムを埋めました」と話した。

過去8年間、この試合(貧困との闘い)は国際サッカー連盟(FIFA)、欧州サッカー連盟(UEFA)から支持を受けてきた。その目的は、世界の貧困削減努力のための資金と関心を集めることにあり、各試合はこれまで異なる都市で開催されている。

UNDPの親善大使ジネディーヌ・ジダン選手は「毎回、私たちはこの試合のために結集します。(試合を通じて)手を差し伸べ、変化を生み出すことができるのだ。極端な貧困状態にある人々のために団結して手を差し伸べることは重要です」と話した。UNDP親善大使で、チームメートでもあるロナウド選手は「今回の結果にとても満足しています。(試合から)恩恵を受けるパキスタンとハイチでのプロジェクトの結果を聞くのを楽しみにしています」と続けた。


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本件に関するお問い合わせ先:
国連開発計画(UNDP)東京事務所・広報ユニット(電話:03-5467-4751)


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