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ニュースルーム −共同プレスリリース−

2009年10月13日

水の安全保障はアラブ諸国における喫緊の開発課題である ‐UNDPが日本政府などの支援を受けて「アラブ諸国のための水ガバナンス・プログラム」を開始

2009年10月12日、カイロ: 国連開発計画(UNDP)は、日本政府などの資金援助を受け、水資源を効率的に管理・利用するための新しい地域イニシアティブ「アラブ諸国のための水ガバナンス・プログラム(WGP−AS)」を今年1月から開始し、アラブ諸国における貴重な水資源の効果的な管理と利用に向けた地域的努力を支援している。

WGP−ASの発足を記念して、本日、アラブ連盟主催による「水ガバナンスにおけるハイレベル・関係者会合」が開催され、社会経済や環境に及ぼす懸念、気候変動による不確実性、さらに水資源の分配に関連する紛争など、水に関する主要な課題について議論が開始された。
二日間にわたる本会合は、アラブ諸国の水問題担当の閣僚や政府高官、地域および国際的な開発パートナーを含む主要なステークホルダーたちが一堂に会し、水セクターにおける主要な課題、そして課題に立ち向かうための共同行動の必要性について議論される。

水ストレスは、アラブ地域の人口増加と気候変動による水の必要性の高まりに伴い上昇している。ミレニアム開発目標は、2015年までに安全な飲料水を継続的に利用できない 人口を半減させることを目指しているが、UNDPの発行する『人間開発報告書2006 水危機神話を越えて』では、アラブ諸国のいくつかの国では目標達成が27年も遅れるだろうと指摘している。また、全世界人口のうち5%が住むアラブ諸国の淡水資源は世界の1%あまりであり、本年発行された『アラブ人間開発報告書』では、水不足の問題はアラブ地域における人間の安全保障を脅かしていると指摘している。

日本政府の支援を受けて進められたWGP−ASの立ち上げ準備では、地域の関連する意思決定機関との密接な連携のもと、統合された水資源管理へのアプローチの採用が促進され、包括的な関連ニーズの測定が行われた。WGP-ASでは、データやモニタリング・ツールの不足などの問題に加え、地理的・気候的な問題や平和と安全の欠如、人口増加に伴って高まる水の必要性、安全な水と衛生設備への不十分なアクセス、不十分な能力と限られた資源に帰因する、アラブ地域における水資源の諸課題に取り組むことになっている。また、同プログラムは、政策および技術面での助言を通じて能力強化とノウハウ管理を支援し、プロジェクト開発と実施にかかる触媒的な財政支援を行うことになっている。

WGP-ASは、日本、フィンランド、スウェーデンなどの主要パートナーのほかに、民間企業とのパートナーシップ構築も模索される予定である。

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本案件に関するUNDPとアラブ連盟の共同プレスリリースはUNDP本部のウェブサイトにてご覧いただけます。

本件に関するお問い合わせ先:


国連開発計画(UNDP) 東京事務所 
広報官 西郡俊哉
TEL:03-5467-4751  FAX: 03-5467-4753
http://www.undp.or.jp/

Noeman AlSayyad
Regional Communications Advisor,
Regional Centre in Cairo, UNDP-RBAS
TEL: (+20) 2-27 70 22 42 FAX: (+20) 2-25 78 48 47
email: noeman.alsayyad@undp.org  


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