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ニュースルーム −プレスリリース−

2006年01月17日

アナン国連事務総長、UNDP副総裁にアド・メルケルト氏を指名

 コフィ・アナン国連事務総長は、オランダ国籍のアド・メルケルト氏を国連開発計画(UNDP)の副総裁に任命、同氏は2006年3月1日に就任予定。デルビシュUNDP総裁は、副総裁人事の発表に際し、メルケルト氏が今後、UNDP副総裁として組織のプログラム運営をはじめとするUNDPの様々な主導的役割を監督することを明らかにしています。

 メルケルト氏は国際問題および開発協力において長年の実績を有します。同氏は開発分野で活動するオランダの非政府組織であるNovibに勤務し、欧州地域、さらには国際的な青少年運動に活発に関与してきました。同氏はまた、オランダ労働党代議士として卓越した政治経験を有します。アムステルダム大学より政治学の修士号を取得した同氏は、30歳でオランダ第二院議員に当選し、議会では外交問題および開発協力の両委員会委員を歴任しました。同氏はまた、社会問題雇用大臣として機会均等局を担当し、北京で開催された第4回国連世界女性会議および国際労働機関(ILO)の年次協議においてオランダ代表団を率いました。1998年には最年少で労働党の第二院院内総務に就任、2001年にはウィン・コック首相(当時)の後継として党首に選出されました。メルケルト氏は2002年11月より世界銀行のオランダ代表理事を務め、援助協調と調和化、より公平な開発政策、グッド・ガバナンスおよび民主制度の推進を強力に提唱してきました。同氏はオランダ語のほかに英語、ドイツ語、フランス語およびスペイン語に堪能で、チリ国籍の画家、モニカ・レオン・ボルケス夫人との間に二人の娘をもうけています。

 ケマル・デルビシュUNDP総裁は、「UNDPの運営にメルケルト氏が加わってくれることを大変うれしく思う。メルケルト氏は、民主的ガバナンスや女性の地位向上を含む開発の様々な諸問題における経験と実績を有しており、事務総長はすばらしい人選をした。」「すべての国々のミレニアム開発目標(MDGs)の達成に向けて、同氏と共に働けることを楽しみにしている」と述べています。

 メルケルト氏は、「UNDPは世界中の最前線で日々活動し、援助を最も必要としている人々を支援している。」「ケマル・デルビシュ総裁およびすべてのUNDPチームとともに世界の貧しい人々を支援するというかけがえなのない職務に就く機会を得たことを大変光栄に思う」と述べています。


以上


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