TICAD IIIに向け、地域準備会合で優先課題を固める

2003年9月10日

アフリカ各地域では、2003年9月29日から10月1日の日程で開催される「第三回アフリカ開発会議 (TICAD III) 」に向け、開発の優先課題を固める作業が行われています。

1993年の第一回会合以来、TICADはアフリカ開発のための主要な基盤となってきました。TICAD IIIは、5年前の第2回アフリカ開発会議 (TICAD II) で合意された、貧困削減とアフリカ地域経済の世界経済への統合という目標の達成度を評価するとともに、将来的なアフリカ開発にむけた国際的なパートナーシップを促進することを議題の中心に据えています。

TICAD IIIの中心的テーマとして浮上しているのが、「アフリカ開発のための新パートナーシップ (NEPAD) 」への支援です。NEPADはアフリカの指導者による取り組みであり、民主的ガバナンス、人権、民間企業活動、アフリカの国際輸出市場への参入、そして域内主要セクターに対する投資促進を目指しています。また、本会合の目的は、2000年9月のミレニアム・サミットで世界の首脳が合意した、貧困削減と生活改善の指針であるミレニアム開発目標 (MDGs) とも深く結びついています。

カメルーンのヤウンデで6月23、24日に開催された西部・中央アフリカ地域会合では、東京での本会議に向けた準備が整えられました。このほか、今年5月には南アフリカのプレトリアで、南部アフリカ地域会合が、6月初旬にはケニアのナイロビで東部・北部アフリカ地域会合が開かれました。

3 つの地域会合では、TICAD IIIの重点項目として、平和の定着、大陸全体で起こっている紛争の解決、ガバナンスの改善 (市民社会の役割拡大を含む) 、さらにはアフリカ成長の主要な原動力として注目される農業の促進などが参加者から提起されました。これらの重点項目のほかにも、民間セクター支援、国家及び地域インフラの改善、人材育成、HIV/エイズその他の感染症対策の拡充、水供給システムの向上などがTICAD IIIの優先課題として挙げられました。さらに、アジア・アフリカ間の意義ある協力分野として、情報通信技術 (ICT) の重要性も強調されました。

TICAD IIIの共催団体は、日本政府、アフリカのためのグローバル連合 (GCA) 、国連開発計画 (UNDP) 、国連アフリカ担当事務総長特別顧問室 (UN/OSAA) 、および世界銀行です。

以上
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