UNDPと資金

UNDPの通常資金(コア資金)に対する任意拠出額は、2009年の10億1000万米ドルに対し、2010年は9億7000万米ドルとなりました。UNDPのコア資金に対する任意拠出額を予測することは依然として困難な状況です。世界規模の経済・金融危機の影響に加えて、為替レートの激しい変動により、予測はかつてないほど難しくなっています。

UNDPの使途が定められた資金(ノン・コア資金)に対する二国間パートナーと多国間パートナーからの拠出は、40億5000万米ドルに達しました。途上国政府が自国の優先課題に応じてさまざまな形態の資金を調達、配分、管理できるよう支援を行うことが、引き続きUNDPに求められています。ノン・コア資金に対する二国間ドナーからの拠出は、その大半が経済協力開発機構(OECD)開発援助委員会の加盟国による拠出ですが、2010年には16億3000万米ドルとなり、前年比で16%増加しました。二国間以外のパートナーや多国間基金からのノン・コア資金への拠出は、2010年には16億7000万米ドルに達し、2009年から15%の増加となっています。依然として、欧州委員会(EC)、地球環境ファシリティ(GEF)、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(GFATM)が、UNDPにとって資金面での最大の多国間パートナーとなっています。プログラム実施国政府やその他の現地パートナーが自国の開発を支援するためにUNDPを通じて拠出した資金は、2010年には7億5100万米ドルとなり、2009年から4%減少しました。

ノン・コア資金は、UNDPの通常資金基盤を補完する重要な財源です。しかし、UNDPが開発のための能力強化支援を効果的に行うためには、長期的効果を重視した戦略的で柔軟な管理アプローチを支えるために必要な最低限の通常資金を調達する必要があります。開発とは、戦略的集中に加え、危機と機会への対応能力が求められる長期的な課題です。急速に変わりゆく世界において、UNDPは進歩的な組織として活動し、目覚ましい開発成果を達成して途上国に大きな効果をもたらさなければなりません。UNDPは、UNDPの貢献により達成された成果について、またUNDPに対し拠出された資金の最も効果的、効率的、かつ透明性の高い使用について、厳密な報告を行うべく全力を尽くしています。